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SHONAN BEACH FM -NAGAMURA KOYO 長村光洋

湘南カチート 水曜23時 JUKEBOX 金曜17時 N盤アワー 月曜23時 のブログです。
ラジオ・デイズ
ビーチFM 今日の日記から 2013年 5月


1987年のウッディ・アレン監督「ラジオ・デイズ」は彼の幼き頃を思わせる少年が日々ラジオから流れる音楽のメロディに心をときめかし、大戦前の文化、世相の中で暮らしていく、その人間模様を描いたコメディーでした。劇中にはグレン・ミラー、トミー・ドーシーなど1920年代から40年代のラジオ全盛期の名曲が花を添えます。
ラジオは1900年エジソンの研究所で働いていたカナダのレジナルド・フェッセンが通信テストに成功したことを起源とし、1906年のクリスマスの晩には自身の歌で「さやかに星はきらめき」をバイオリン演奏と伴に放送することに成功しました。この時代に受信機は一般家庭には無かったので、放送を聴いたのは沿岸を航海する船の無線技師達だったといいま す。アメリカの民放ラジオが開局されたのは1920年で最初の放送は大統領選挙の速報でした。その2年後には全米のラジオ受信機は500万台を突破していました。日本でも1925年にラジオ放送が開始されました。震災後、信頼できる情報の重要さが多くの人に理解されたそうです。昭和7年1932年初頭には全国のラジオ聴取者数が100万人を突破したという記事がNHKよりでております。ラジオ体操もこの頃に広まりました。ラジオ放送は人々の生活に欠かすことのできない必需品となっていったのです。当時のラジオの価格を調べますと安価なもので30円、高いもので100円を超えております。推測するに今でいいますと5万円から20万円でしょうか。同じ時代の蓄音機の広告を見ますと簡易型で50円(8万 円~)大型になりますと200円(30~40万)近い値段が付いて おります。録音時間の短いSP盤レコードが1~2円、レコード1枚と日本酒一升の値段が同じ位でしたので、音楽鑑賞は若者が気軽に楽しめるような趣味ではなかったように思います。ましてやコピーして繰り返し聴くような技術は存在しませんから、私たちの祖父母はラジオにかじりついて、そこから流れる音楽にうっとりと耳を傾けたことでしょう。1900〜10年生まれ位になるんでしょうか?仏壇に向けて放送してます、といえば大袈裟ですが、、、「湘南カチート」と「N盤アワー」ではこのラジオ誕生から全盛期のポピュラー音楽を中心にお届けし、懐かしの音楽の旅へとタイムスリップいたします。あの頃の名曲が忘れ去られる前に、もう一度ラジオにかじりついて聴いて頂けたら光栄です。もちろん PCやスマートフォンも大歓迎、月曜と水曜の夜にタ イムトンネルの入口で皆様をお待ち申し上げております
by koyonagamura | 2013-05-16 09:39 | ビーチFM今日の日記2012~
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