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SHONAN BEACH FM -NAGAMURA KOYO 長村光洋

湘南カチート 水曜23時 JUKEBOX 金曜17時 N盤アワー 月曜23時 のブログです。
外国の皆様に早く戻ってきていただきたく思う、この頃
ビーチFM 今日の日記 3月から

地震以来,多くの在日外国人の方々が帰国しました。僕の住む東京の麻布・広尾界隈は
閑古鳥が鳴いていてワインやチーズのセールが目立ちます。街角のカフェやお店から
彼らの姿が消えて10日になりますが,禿鷹ファンド(古い?)でも良いから早く日本に
帰ってきてほしいと思います。
さて、僕の家の近所に西町インターナショナル・スクールという学校があり,松方ハウス
という東京都歴史的建造物に指定された洋館が建っています。 大正10年に
W.M.ヴォーリーズ(メンソレータムの近江兄弟社の設立者)がスクール創立者の松方
種子さんの私邸として設計し,後に,ライシャワー夫人となる春子さんがここで育ちました。
大戦後,各国の大使館として使用されたあと1965年から現在の学校になっています。
教育の目的は「日本と他の国の文化・言語の架け橋になれるような人を育てること」です。
うちの子供もここに通わせました。数年前に家屋崩壊の危険性があったので耐震補強を
したものの,今回の地震で壁に亀裂ができなかったことが不思議に思える程,古い建物です。正門脇に校長室がありますが,先日,学校の前を歩いていたら,この部屋に明かりがついていることに気が付きました。中を覗くと校長のMr.テリー・クリスチャンが一人で仕事をしていました。彼はアイルランド出身で地震の経験が日本人程多くありません。。校長室の窓をたたいて「ウェルカム・ バック ・トゥ・ジャパン!地震で大変だね。」と言いに行くと「いや~学校があるから帰国できなかったんだ。」 という答えが返ってきました。
「あんた,よくもこんな古い建物の中で仕事してられるねぇ~。」 と思わず言ってしまい
ましたが,故・松方さんは,この学校に私邸を寄付する時に,遠く海の彼方からやってきた,
こんな男が恐怖にもめげず学校を守ってくれることを信じていたに違いありません。僕の
周りの日本人にも,テレビを消して一日,本を読んでいる人、絵を描いている人、ボランテ
ィアに出た人も沢山います。ここ数日,そわそわしながら携帯をいじりまわしていたのは
ぼくだけでしょうか?
今回,早々と帰国した外国人の方の理由の多くに日本国内の情報の発信不足があげられます。その点でこの学校の目的は達成できていないのかもしれません。自分の余生は,日本復興の為,世界に通用する情報社会の基盤を作ることに貢献したいと50を過ぎて新たに心に誓う!今日の僕です。

PS: この建物は耐震工事を完了しており、安全であるとのことです。
  ご安心ください。
by koyonagamura | 2011-03-26 12:18 | 日記2010-2011
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