
ノルウェーはベルゲン出身のアコースティック・デュオの4作目です。セラピストでもあるアイリック・ボーと今年は別のプロジェクト「The Whitest Boy Alive」 でもアルバムをリリース、誠に活動的であるアーランド・オイエから成る2人のユニットです。もともと上品な音楽であるうえに、各曲の仕掛けが控え目でハイ・センスなので、アルバム1枚通すと単調さは拭えないが、静かに暮らす人にとっては貴重な宝物のような音楽だ。ボッサ調だけど、そこから見える海が凄く寒い、、、ような演奏である。実際には、常夏の島にでも住まない限りは、殆どの人間というのは一年の半分を冷たい海風と共に生活しているのである。このスカンジナビアの2人の若者の演奏は極めて現実的で冷静だと、僕は思うのであります。10月にアルバム・リリースというのも北半球のリスナーにとってはGood timing だ。今年の冬の海はキングス・オブ・コンビニエンスでいこう!!!(CD写真は水着と半袖Tシャツだが、、、風邪ひくなよ!)
海辺に生活するものが冬を否定するなら、それは人生の半分を浪費するのと同じこと。