SHONAN BEACH FM -NAGAMURA KOYO 長村光洋

湘南カチート 水曜23時 JUKEBOX 金曜17時 N盤アワー 月曜23時 のブログです。
どうしても日本に来てもらいたかった人
ビーチFM 今日の日記 2013年7月

初めてウィルコ・ジョンソンのライヴに行ったのは30年も前の学生時代で、その狂人的なパフォーマンスに自分の人格の一部を破壊されてしまった。社会人になって残業続きで目が死んでいた時、彼が再び来日し、僕は同僚を誘ってスーツ姿で熱狂する観衆の中に飛び込んだ。演奏が終了した時は全身汗でビッショリでスーツもネクタイもボロボロだったが、まじで自分のスーツに「ざま〜みやがれ。」と思ったものだ。翌朝は「俺にはウィルコがいるから大丈夫だ。」と思いながら上司の前のデスクについた。僕が留学先を英国にしたのもウィルコの影響だ。そして彼がロンドンのパブで演奏するときは必ず足を運んだものだ。
この40年間、日本は彼の母国に次いで、いや、それ以上にその ギタープレイを熱狂的に支持してきた。彼も人間である、浮き沈みもあるが、僕たちは人生を通して彼と向き合 うことができた。311の原発事故の直後の来日では、仲間から危険だから日本に行くことを止められたそうである。そこで彼の一言「私はどうしても日本に行きたかった、日本の皆を愛しているから、、、」
 そんな彼が今年1月、膵臓癌に侵され余命のないことを発表した。そして、治療を行わず、残された1年弱の時間をステージに懸けるという決意を表明した。今年の始めには「最後にどうしても日本に行きたい。」という希望で、急遽さよならツアーが実現した。Bye Bye Jhonny の終わりでBye Bye Jhonny Good bye Wilko. と歌いファンに別れを告げた彼だった、、、。
あれから月日が流れ、先日、彼は今どうしてるんだろう?なんてボ〜っとパソコンを眺めていたらとんでもないニュースが流れ込んできた。なんとウィルコ・ジョンソンが、最後の最後(?)にフジ・ロックのメイン・ステージに立つことが決定したのである。彼の言葉を借りれば「私は最後の最後にどうしても日本に行きたかった。」ということになるだろうか?こんな場所を設定してくれた主催者に敬意を表すると共に、会場で何人のおじさんが号泣しているか分からないが、その中の一人は私です。
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by koyonagamura | 2013-07-11 23:48 | ビーチFM今日の日記2012~
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