SHONAN BEACH FM -NAGAMURA KOYO 長村光洋

湘南カチート 水曜23時 JUKEBOX 金曜17時 N盤アワー 月曜23時 のブログです。
ワシントンの桜
湘南ビーチFM 今日の日記 4月から

この春休み、家族はワシントンの桜祭り100周年に参加してきた。米国首都ワシントンのポトマック河畔の桜並木は自由の女神と並ぶ歴史的贈答品として今や観光名物の一つである。19世紀の末,欧米から多くの研究者が日本を訪れ文明開化に貢献した。義理の曽祖父にあたる植物博士ディヴィッド・フェアチャイルドもその一人で彼は荒川堤に咲く桜の美しさに魅了され,ワシントン近郊のメリーランドにある自宅に桜を植樹した。植物的な好奇心のみならず,文化的にも「野点」なる花見茶会を催し,昆虫学者のチャールズ・マラート,日本人に馴染みの深いエリザ・シドモア(正確にはイライザ・スキッドモア)とワシントンに桜並木を作る夢を実現させた。明治の終わりにタフト大統領夫人の要望に応え日米親善の証しとして尾崎東京市長が2000本の桜苗木を贈ったのが最初であるが,残念ながら害虫の被害が酷く到着した時点で焼却せざるをえなかった。その後,研究を重ね,荒川堤の五色桜を伊丹で台木としたものを1912年に植樹したのが現在の桜だ。イライザは晩年をスイスで過ごしたが著書「日本紀行」に「すでに地球の美術工房となっている日本は,このスイス以上に世界融和の天職をもっているのではないか、、」と記している。72歳で他界した彼女は今も日本領事だった家族と共に横浜外人墓地で眠っている。さて,今年のワシントン桜祭りは2か月間開催され日本舞踊,書道,アートショー等が併設された。レストランや
BARには桜スペシャルが用意され,ホテルには桜が飾られる。アメリカ人もお花見で飲めや歌えや野外大宴会をするのか?と聞いたら,それはないそうで河畔をロマンティックに散歩するだけである。自然を愛する心は万国共通だ。一方,荒川堤の桜は明治の終わりから化学工場の公害、洪水、大戦中には桜を「薪」に使って伐採したため一時は消滅してしまったそうだ。現在は,アメリカからの「里帰り桜」が足立区荒川沿いに植林され2016年までに「平成五色桜」の再生が予定されている。イライザは横浜外人墓地でどんな夢をみているのだろうか、、、。
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by koyonagamura | 2012-04-16 11:05 | ビーチFM今日の日記2012~
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