バット・ミツバに招待されました。
知人から招待を受け、ユダヤ教の成人式にあたるバット・ミツバに参加させていただいた。バット・ミツバは女子向け、男子の式典はバル・ミツバというそうで、それぞれ12歳と13歳で行われる。式ではトーラと呼ばれるモーゼの5書をシナゴーグというユダヤ教教会の会衆の前で読まなければならない。この為に、わざわざ飛行機に乗って世界中から親族が集まってくる、ユダヤ教にとっては非常に重要な儀式である。正直、なんの宗教的知識も、清らかな精神も持たない私が立ち会っても仕方ないのだが、お祝い事であるから喜んで出席させていただいたのである。生まれて初めての体験であるからワクワクする。なにしろ、あのふちなしのヤマカとかキッパと呼ばれる帽子をかぶるのである。改宗しなきゃいけない気分だ。(無理、、) 残念ながら私の頭は平たいのか?何回もずれ落ちてしまってイライラした。ユダヤ人には、あの帽子がフィットする。式が終わると今度は招待客を全員レストランに招待して、日本でいえば結婚式に相当する規模の大宴会となる。これが日本人の子供だったら、一体、自分が何を祝ってもらってんだか分らないだろう。でも、ユダヤの子供はちゃんと理解しているようだ。東京に住んでいるユダヤの子供は大変だと思う。学校で勉強する時は英語で、そして12~13歳の成人式でモーゼ5書をヘブライ語で朗読、さらに外へ出たら日本語という、完全に読み書きの違う言語を3つも学習しなければならない。成人式の後は戒律をきちんと守る義務が生じるし、高校を卒業するとイスラエルに行って軍隊に入る若者もいる。この民族意識は強烈だ。
さて、日本の成人式は先週終わったが、私は日本の若者は甘やかされているというつもりはない。自然災害の多い国で生きていくことは流浪の民といわれるのと同じ位大変なことだ。 無宗教化したと言われる昨今だが、私たちの回りには自然という抵抗しがたい強大な神が今も存在しているのである。
さて、日本の成人式は先週終わったが、私は日本の若者は甘やかされているというつもりはない。自然災害の多い国で生きていくことは流浪の民といわれるのと同じ位大変なことだ。 無宗教化したと言われる昨今だが、私たちの回りには自然という抵抗しがたい強大な神が今も存在しているのである。
by koyonagamura
| 2012-01-31 10:54
| ビーチFM今日の日記2012~