BRYAN FERRY
今年のフジ・ロック、土曜日のヘッド・ライナーにロキシ―が決まった時は「おいおい、本当にそれで大丈夫なのかい?」と思った。「この英国の伊達男が新潟県の山中に来て,泥だらけの雨具を付けた日本の若者達の前で,どんなステージをやるんだろう??と、」となりのステージでは話題性彷彿のMGMTもひかえていたので客の移動が目につくのは必至だ。そんな心配をよそにフジのロキシ―用に,雨具を買いに出かけた。トレンチコート風のお洒落なのが見つかって嬉しかった。僕はそんな軽薄な人間です。当日は,
その前のCCR,ジョン・フォガティのライヴから最前列をキープしていたので,後ろのことに気がつかなかったのだが,案の定メインステージにしては空白が目だったそうである。僕が高校生の時だったら「なんで?ロキシ―を見ないの?みんな一体、どんな趣味してんの?センスないじゃん!」なんて怒ったと思う。
だが,僕も50歳だ。フェリーは65歳だ。今更,そんな感情はもたない。ステージは素晴らしかったと思う。雨が降ろうが,山の中だろうが,観客が一元さんだろうが,彼らには全然関係ない。そして,どんなバンドにも言えるんだけどファンにも関係ないんだよね。東京フォーラムで演奏したとしても,こんな感じだったんじゃないか?何事にも動じないフェリーに惚れ直した。終わり近くなって「Are you still there?」なんて言ってたけど、、きっと雨で後ろが見えなかったのでしょう。スタンダード集やディランの作品集等,なかば御隠居状態,趣味的作品を発表していたフェリーだが,このアルバム「オリンピア」では久々の,ロキシ―節(?)が聴ける。随分と若返っちゃったので,これからの歳の取り方が難しくなるかもしれない?彼は,良い老け方をしていたので,この驚異的V字回復は,ちょっとオドロキでもある。
65にして,これだけ色艶が出たのでは,困る、、もうブライアン・フェリーをお手本に紳士的な歳の取り方ができなくなる!とがっかりする中年ファンもいるかもしれない?僕なんか特にそう思う。すべて,凝り固まった既成概念からくる嫉妬であろうが、、。最後になるが,他界した今野 雄二氏に日本盤のライナーを書いていただきたかった。歳をとっていく自分と付き合うのは大変な仕事である。
その前のCCR,ジョン・フォガティのライヴから最前列をキープしていたので,後ろのことに気がつかなかったのだが,案の定メインステージにしては空白が目だったそうである。僕が高校生の時だったら「なんで?ロキシ―を見ないの?みんな一体、どんな趣味してんの?センスないじゃん!」なんて怒ったと思う。
だが,僕も50歳だ。フェリーは65歳だ。今更,そんな感情はもたない。ステージは素晴らしかったと思う。雨が降ろうが,山の中だろうが,観客が一元さんだろうが,彼らには全然関係ない。そして,どんなバンドにも言えるんだけどファンにも関係ないんだよね。東京フォーラムで演奏したとしても,こんな感じだったんじゃないか?何事にも動じないフェリーに惚れ直した。終わり近くなって「Are you still there?」なんて言ってたけど、、きっと雨で後ろが見えなかったのでしょう。スタンダード集やディランの作品集等,なかば御隠居状態,趣味的作品を発表していたフェリーだが,このアルバム「オリンピア」では久々の,ロキシ―節(?)が聴ける。随分と若返っちゃったので,これからの歳の取り方が難しくなるかもしれない?彼は,良い老け方をしていたので,この驚異的V字回復は,ちょっとオドロキでもある。
65にして,これだけ色艶が出たのでは,困る、、もうブライアン・フェリーをお手本に紳士的な歳の取り方ができなくなる!とがっかりする中年ファンもいるかもしれない?僕なんか特にそう思う。すべて,凝り固まった既成概念からくる嫉妬であろうが、、。最後になるが,他界した今野 雄二氏に日本盤のライナーを書いていただきたかった。歳をとっていく自分と付き合うのは大変な仕事である。
by koyonagamura
| 2010-10-28 08:30
| 2010アルバム紹介7-12月