人気ブログランキング | 話題のタグを見る

SHONAN BEACH FM -NAGAMURA KOYO 長村光洋

湘南カチート 水曜23時 JUKEBOX 金曜17時 N盤アワー 月曜23時 のブログです。
BASIA
BASIA_c0198594_21592815.jpg「バーシア」のニューアルバムを見た瞬間、20年余りの昔の記憶がよみがえってきてしまいました。あの頃、僕は駆け出しの新入社員で会社で奴隷の様にこき使われていたが、夜になって「ほっ、、、」とする時にはマット・ビアンコとかバーシアが傍にあったものだ。硬い襟の白いYシャツに典型的サラリーマン・スーツを着た僕のような若造でも、音楽があればそこそこ様になった。考えてみれば、今時流行りのお洒落なPOPジャズ、ボッサ・ノーヴァのリメイクなどは80年代に彼らが作ったものであるから(一部分を)、こうして今、再評価されても何の不思議もございません。   (ところで、渋谷クラブ・クアトロのこけら落としも「バーシア」だったそうですね。本当、懐かしい。)
彼女は本名を「バーバラ・スニセワ・チェチェレフスカ」といい、両親はポーランドでアイスクリーム屋をひらいてました。子供のころは共産政権の下、入手困難なレコードをすり減るまで聴いたそうです。15歳から歌手として歌い始め、その後渡米、1985年の英国グループ、マット・ビアンコの成功で世に名が広まりました。1986年、バーシアの名前でアルバムをリリース、今作は14年ぶりとなります。とても良くできたPOPアルバムだと思います。2009年のバーシアが歌っているからこそ聴くに耐える(?)、ちょっと古いメロディーとアレンジの数々、昔のイメージの焼き直しも、心の底から肯定的に受け入れることができるのです。これはバーシアだから出来ることで、何か日本の演歌の世界に近いかもしれない。「こいつが、歌わなきゃダメ!、こいつだけ許す!」みたいな、、。
うちに、時々フィリピン人のメイドさんが掃除をしに来てくれるんですが、いつもはFM放送聴きながら働いてる彼女が、先日、僕がCDプレーヤーに入れっぱなしにしていたバーシアを何故か1日中かけっ放しにしていたんですよ。僕には、なんか解るような気がする。
by koyonagamura | 2009-03-16 22:31 | 09年CD (A~I)
<< DUFFY      渋谷A... THE WHITEST BOY... >>


by koyonagamura
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
contact
コメントは
こちら
までお寄せください。
以前の記事
お気に入りブログ
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧